今週のお題「テレビドラマ」


2007年、フジテレビ系列で人気を博したドラマがありました。タイトルを『ガリレオ』。

あのシンガーソングライター、福山雅治さんを、主人公、天才物理学者・湯川学に抜擢し、名台詞「実に面白い(但しドラマオリジナルで、原作にはない)」や、解決するさいに必ずどこかに書いていた『方程式(これもドラマオリジナルの演出)』で話題になりました。


そのガリレオが、今年の春、第二シーズンとして放送されるのです。


原作読者としてみると、第二シーズン第一話は、『攪乱す(みだす)』でスタートするようですね。初回のゲストは、『仁-JIN-』の南方先生や、『レイトン教授と悪魔の箱』のアンソニー(声)を演じた大沢たかおさんだとか!

さて、第一シーズンのさい、原作にも登場している草薙俊平役は、そのまま北村一輝さんが演じ、柴咲コウさんは内海薫刑事を演じるそうですが、なんと吉高由里子さん演じるドラマオリジナルのキャラに初回で交代するそう。


ううーん、原作読者として、変更してほしくないのですが、まあいいです。


期待、というのはもちろん、前回の連続放送の際の人気からの期待です。


ちなみに、第一シーズンのドラマでは、

第一章『燃える(もえる)』
第三章『騒霊ぐ(さわぐ)』
第七章『予知る(しる)』

が特に好きですねー。

燃える(もえる)

ある未成年の少年が夜遊びの最中、突然頭から燃え、焼死した事件が発生。湯川学は、内海薫からの協力要請で、人体発火の謎を解くことになる。

ネタバレ(防止のため、白くしてます。)

犯人は、現場の近くのアパートに住んでいた金森龍男という男。彼は盲目の人のための朗読ボランティアをしている人物だが、近くで複数人の男が騒ぎ始めたため、録音ができずにいた。生ゴミ扱いしていた金森は、自分の働く金属加工工場にあった、『炭酸ガスレーザー』を使い、殺人を決行。標準のために害のないレーザーであわせ、およそ43回目で成功。原作では本当に事故だったが、ドラマでは計画殺人と変更されている。

騒霊ぐ(さわぐ)

介護用品メーカーに勤める男が失踪した、とその妻が現れた。彼女は湯川学の学生の姉で、内海は相談に乗ることに。彼女は、夫の立ち寄る民家に、謎の夫婦が現れたことと、夫が失踪してからその民家で毎晩8時頃、ポルターガイストが発生するようになったことを伝える。

ネタバレ

ポルターガイストの正体は、共鳴振動によるものだった。夫が最後によった家は、高野という家で、高野の家の下には古いマンホールがあった。マンホールは近くの工場に繋がっており、夜の8時に熱水を放水していた。その際の蒸気が、マンホールを振動させるのだが、何故夫の失踪後に発生したのか。謎の夫婦の正体は、高野に金を貸した者で取り立てに来ていた。その際、高野の祖母を揺さぶり、心臓発作で死んでしまう。それを、介護用品メーカーに勤めていた男に知られ、口封じした。死体を隠すため、たまたまマンホールのあるところに穴を掘り、埋めた。そのせいで、マンホールの周りの環境がかわり、ポルターガイストが発生したのだった。

予知る(しる)

ある会社の社長の愛人が、社長の住むマンションの向かいのマンションでパイプハンガーで首吊り自殺をした。社長はその後妻と離婚、多額の慰謝料を払わされるが、実は社長は、事件の1週間にも、愛人の自殺を目撃していた。愛人の自殺を、社長は予知さながらの光景を目撃したのだった。

ネタバレ

愛人は、電圧を加えることで粘性が変化するER流体というものを利用し、パイプハンガーが上下するようになるようにしていた。愛人は、社長の部下、峰村に誘われ、狂言自殺起こそうとしていた。パイプハンガーはスイッチを押すことでパイプを下げられる仕組みになっていた。つまり、1週間前に社長が見たのは、愛人の狂言自殺の練習シーンだったのだ。しかし、愛人は首吊りによる自殺をしてしまう。実は峰村は、遠隔操作によって、スイッチを押してもER流体に電流が流れ続け、パイプが下がらないようにしていたのだ。愛人は、峰村よって、『自殺させられた』のだった。

第二シーズン、面白いといいです。