ガリレオ感想『視聴る(みる)』

三回目です。

絶賛放送中のドラマ『ガリレオ』、意外に批判ばっかりです。

笑えるのが、「トリックが物理学と関係ない」と言う批判。

いやあ、これはだね、観てて笑えましたね。

今回のドラマ原作では物理は、『湯川が人助けのために使う』と言う主流になっているんですね。
第一期のころは、勿論トリックは物理学でした。今期は、物理学によって人を助けることがメインです。

第一期ガリレオの主題はおそらく『物理×トリック』、今期は『物理×人助け』なんでしょう。

あと、岸谷がウザイ、という意見。まあ、これは分からなくもないですが、ウザイと思うまで見てるのもなんかと。

本当に嫌いな人は、第1話で観るのやめています。これは、良い判断だと、そう思いますね。

ウザイウザイいいながら見続けるところは、推理好きとして腹が立ちます。


もっとも、推理ドラマと言うのは推理が大好きな人間だけが見るドラマではないのです。そうでない人も楽しめなければならないのです。


『念波る(おくる)』なんて、その代表格です。そもそも物理は原作でもほぼ関係ありません。


一時、『指標す(しめす)』が、物理が公式を書くほどのことじゃなかった、と言う意見をいった方を目撃しました。

無論、反証できます。

第一期でこんな話がありました。『夢想る(ゆめみる)』。


この話は、ドラマでは内海薫刑事の古い友人が、水に浮かんだ文字を見て、モリサキレミに会いに行った、そうしたらそのモリサキレミの母親に打たれそうになった、と言う話です。

この話の『水に浮かんだ文字』の正体は、『水性のオブラートに油性ペンで文字を書き、それを水に浮かべたもの』でした。水性のオブラートは水に溶け、油分のある文字は解けずに残った、と言うものです。


聞けば、『そんなものか』となること請け合いでしょう。他のトリックは、『ええ!? マジかよ』と思うものばかりです。私自身、この『夢想る』の話は、「え? そんなもん?」となったほどです。トリックに関しては。話自体は、結構奥深くいい話ですよ。


原作もろくに知らない人が、ドラマを見てトリックの批判をする。これはイコールで結び付けて、『原作批判』なのです。そのくせ、その批判をした人は、『原作では』と知った被っているのです。いやあ、もうイライラするしかないでしょう。


ちなみに、原作で『物理がトリックではないが、物理学的な問題が原因で起きた事件』があります。まだ映像化されていませんが、『透視す(みとおす)』という話です。



ここまでごたごたと書いていきましたが、どうでしょう。私だってこれをみたアンチから「いや違う、お前はバカだ」といわれるでしょう。そしてさらに反証されるのです。


この記事は誰に向けられたものでしょうか? 私は確かに実際に目にした批判コメントから一部を抜粋していますが、別に其の方を批判するつもりはありません。ただ、意見に対して、「それは違う」といいたかっただけなのです。

それにたいして、私に「お前がバカだ」と暴言を吐くやからが出た際には、よろこんでお相手いたしましょう。


人の意見を尊重しない人に、分からせてあげますよ?


次回『模倣る(まねする)』