ガリレオ感想『苦笑う(わらう)』

『視聴る(みる)』でも言ったとおり、第二期は殺人トリックに科学がなかった、ということで批判があった。もちろん他の要因もあったのだが、それは置いておく。僕が疑問視したのは、トリックだ。

第一期の第八話、『霊視る(みえる)』は、トリックそのものに科学的トリックは含まれていなかった。ガリレオこと湯川は、『坊主頭の男のすむ家にあったスピーカーの不調・ガリから、科学的に女性の存在を当てた』のだ。つまり霊視るでは、真犯人特定の際に科学を駆使したのだ。
他にも『離脱る(ぬける)』は、殺人トリックではなく『目撃できた理由』を科学で解明しているのだ。
すなわちガリレオとは、『殺人を解明するストーリー』ではなく、『事件に関連した不可解な出来事を解明するストーリー』なのだ。

にも拘らず、トリックに科学的要素がないなどといった『原作信者』には、先頭に『自称』がつく。つなり『似非原作信者』なのだ。

もっと深く読むべきなのだ。


次回は『阿呆る(ほうける)』